キルギス日記

JICA青年海外協力隊(2019-1)/高校英語/キルギス/開発教育/ESD

英語の教え方の勉強会をしました。

日曜日は訓練がないので、長野市まで遊びにいってきました!

善光寺でひいたおみくじ、、

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今の自分の状況を言い当てている感ある!

ちゃんと訓練に励んで美しい花を咲かせるよう努力しなければ。

良い気分転換になりました。

 

さて、昨日は課業後、英語教員の方々、現地で英語に関する活動をする方とともに、手法などを共有する学習会を行いました。

 

今回の発表はお二人。

一人目はキルギスメンバーの荒井さん。小学校の先生をされていて、今回特別ゲストとして参加してくれました!いつも、キルギス語の教材等もシェアしてくれたり、引き出しが多すぎる素敵な方。

荒井さんは小学校英語の模擬授業をしてくれました。

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この日は道案内を題材にしたアクティビティを紹介してくれました。

 

<荒井さんの授業で感じたこと>

・児童が夢中になりそうな仕掛けがいっぱい!

・綴りをまだ習っていないので、文字が読めないことを前提に考える必要あり。

・1回につき出す新出単語は5個くらい。

・ルビはあまりよくない。

 

「小学校では、様々な経験をさせ、種としてまいておく」という言葉が印象に残りました。

 

その中でも、皆の話題になっていたのが、finger tipという手法。

ペアワークをする前に、お互いが片手をまっすぐ伸ばし、ちょうど触れるくらいのところまで離れて立ちます。

その時に言う「finger tip!」という掛け声がまた楽しく、適度にペアと離れて活動ができるので良いなぁと思いました。ペアワークなどでは、どうしても児童同士が答えを見せ合ったりしてしまうということがあるということで、これを楽しく改善しているなぁと。とにかく工夫が盛りだくさんで参考になりました。いち早く課題をクリアした児童がつける「英語マスター」タスキも面白い!

 

お次はまこちゃん。こちらもキルギスメンバー。

同じクラスで学んでいる、若いのに気づかいもできる素敵女子です。いつもクラスに笑いを届けてくれる彼女!

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まこちゃんは中学校英語で模擬授業をしてくれました。

 

使ったのは、これ!

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これは、あれです、野鳥の会の方々が使っているカウンターです!

え、何やるの!?というわくわくの中、word counterという活動を紹介してくれました。

 

流れはこんな感じ。

①ペアになり、AとBを決める

②Aの人はお題「先週末にしていたこと」についてメモを作る

③Aは1分半でお題について英語で話す。BはAの発話を聞き、カウンターで単語数を数える。(例えば I went to the park with my family.なら8語)

④Bは単語数をAに伝える。Aはワークシートに記録

⑤Bは話の内容についてAに英語で質問する(2-3問)

⑥役割を逆にして同じことを行う

 

<まこちゃんの授業で感じたこと>

・時間・語数を測られるので、ナチュラルに言いたい(練習したい)という気持ちになる

・カウンターが配られた時に一気に生徒の意識はそっちに向く(大人も笑)。

 そもそも活動として楽しい!

・自分の語数を記録していくので、進歩が数値でわかる。

 

私も知らなかったこのword counterという活動、とても斬新で、予定時間を延長しても議論が続きました。ちなみに今日、私もたどたどしいキルギス語でやってみたのですが、1分半で75wordsくらいでした。かなりたどたどしいのですが、思ったよりword数がいっていて嬉しかった!このくらいの言語レベルだと特にいいのかも。まず、つまってしまうところを練習しようと思えるし、もっとこの表現いれてみようかな?とか、「語数を増やす」ことに目的を限定しているからこその良さもあると思いました。

 

久しぶりの英語議論は楽しかったです!

リフレッシュできた夜でした。語学学習の合間をぬって準備してくれた二人、ありがとう!また次回も楽しみです。

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