一週間授業をしてみて。
9月末に先輩隊員の活動報告会があり、5日ほど首都に滞在しました。
その後任地に戻り、一人暮らしが始まりました。4月末の訓練から、環境が短い期間で変わる生活が続いていましたが、ようやく落ち着いた感じです。
私の住むアパートは先輩隊員の方が住まれていたため、いろいろなものを置いていってくださり、すぐに快適に生活をスタートさせることができました。
周りには大学が立ち並ぶ場所。広場や公園のような場所もあり、気に入っています。
10月から、学校での活動もいよいよ本格的に始まりました。
月曜日、学校にいくと、一人の同僚が、「私、明日からいなくなるの。」と。
どうやら仕事のためロシアに行くらしく、「明日から授業よろしくね」と、その先生の授業は全部私が一人でやる流れに。。えええとびっくり。
実際に一人で授業をやってみると、生徒の理解度、雰囲気、黒板にいかにカラーチョークが乗らないか(意気揚々と持って行ったのにあんまりよくなかった)などなど、わかることがいろいろありました。小学3年生~高校2年生までの授業をやったのですが、3年生と6年生のあるクラスはそもそも座っていることが難しく、まさにchaos!となり、大変でした。。。次からはここは一人ではできませんって言おう。。
9年生(中学3年生)の授業。環境問題についての話が教科書に書かれているのですが、まず内容・英文ともに難しく、レベルに合っていないような印象がありました。また、キルギスの英語の授業では、「音読」がほぼ行われていないように思えます。私自身、訓練所や現地に来てからの語学授業で、「音読」「暗記」の大切さを改めて実感したので、これはやらせたいなぁと思っています。
なのでまぁせっかく自由に授業ができる時間があるので、ちょっといろいろ実験。
トピックですが、「環境問題」といっても、カラコルは自然にあふれているので、実感として「環境問題」ってわからないかなと思い、今回は生徒の生活に身近なゴミの話に絞ってみました。
キルギスでは、街中に大きなゴミ箱があり、24時間ゴミをいつでも捨てることができます。分別もなし。ゴミがたまったらポイっとここに捨てればよいので捨てる側としては楽です↓
でも他の国では捨て方が違うんだよ、ということで、写真を見せ、日本と比較したちょっとした文を読ませてみました。
反応を見ると、なかなかこの文も理解するのは難しそうな印象でした。
もちろん単語を知らないということもあるとは思うのですが、キルギス語で説明して「あぁ!」と反応がある感じ。
短い文ですが、これを何回も何回も読ませて、ちょっとした発表活動までもっていけたらなぁと思っています(来週には新しい先生が来るといわれて期待しているのですが。)あとはペアワークもやったことがないらしく、今まで3回中3回失敗しているので、そこをちゃんと生徒が理解できるように準備しなければなりません。
9年生以上になると、英語の授業は週に2回になってしまいます。
しかも、大学入試の必須科目でもない。日本でいう第二外国語的な位置づけです。
そのような状況の中でどのような力をつけさせることを目標とするのか、あやふやな感じがしています。先生方も上級学年授業は困っているとのこと。
まずはこの目標について先生方と話したいなぁと思っています。
とりあえず、今週は授業準備でなかなかに忙しかったーー!来週も頑張らなければ!