キルギス日記

JICA青年海外協力隊(2019-1)/高校英語/キルギス/開発教育/ESD

学校外での活動

あけましておめでとうございます!

Жаңы жылңыз менен!

2020年が始まってからだいぶ日が経ってしまいましたが、今年もよろしくお願いします。

 

今週から学校も新学期に入り、活動も再開しました。

昨年11月末から、家の近所にあるNGOで英語を教えています。

主宰しているのは大学で英語教師として教鞭をとっていて今は引退している女性で、年齢は70歳くらいになります。毎週木曜日の夕方、1時間子供たちに会話中心の授業をしています。私の活動先の子はいないのですが、カラコル市内、近隣の村から来てくれています。

 

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キルギス公用語がロシア語とキルギス語で、キルギスの人はキルギス語とロシア語が混ざった話し方をします。英語は彼らにとっては外国語。最近知ったのですが、活動地であるカラコル市のある学校では、外国語として英語かドイツ語のどちらかを選択し、それでクラスが分かれるのだそうです。

 

街中には放課後に英語を教える塾のような場所がちらほらあります。生徒と会話をしていると、そのような場所に通っている子もそれなりにいそう。

そのような場所は月謝をとるのですが、私の行っているNGOでは全ての授業を無料で行っています。①高齢者の交流の場に ②子供たちに言語教育を というスローガンを掲げており、その場に行けば大学生がボランティアしていたり、大学の先生がお茶を飲んでいたり、これから会社員に復帰するという女性が英語をマンツーマンで習っていたり、地域のおばあちゃんがお茶を飲みに来たり、そういう光景を目にします。

 

毎回、この団体にドネーションしてくれる人はいないのか!?と聞かれます(笑)

また、活動のボランティアも募集中らしく、彼女の家にホームステイさせてくれるそうなので、もし気になる方がいたらご連絡ください。(いるのか?でも、タダでキルギスに住んで活動することができますよ!笑)

 

70歳を超えても、地域社会の中で自分が持っているスキルを還元したり、人を繋げる場を作っている彼女はすごいなぁ、と毎回エネルギーを貰っています。彼女に言わせれば、高齢者はスキルもあるし知恵もあるし、地域の宝だ、と。私も今後、彼女たちからシュルダックと呼ばれる伝統的な縫い方をした絨毯の作り方を習おうと思っています。お互い持っているもので交流する、そういう場っていいなぁと改めて思っています。

私もそのような場に来ている「面白い外国人」になれるよう、今後も活動を続けていこうと思います。

 

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シュルダック。キルギスの伝統模様оймо(オイモ)が特徴。

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年が近くて仲の良い先生の家にконокко(お客さん)へ。

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おうちにはたくさんの家畜。羊、牛、馬!

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なんとも言えない表情ですね。笑