キルギス日記

JICA青年海外協力隊(2019-1)/高校英語/キルギス/開発教育/ESD

ついに初投稿

初めての投稿です。

 

今年度から2年間、JICA青年海外協力隊として、中央アジアにあるキルギスという国に派遣される予定です。

昨年度までは高校で英語を教えており、現職教員として協力隊に参加させていただいています。

 

4月25日から派遣前訓練が駒ヶ根訓練所で始まり、当初から自分の記録と、あわよくば生徒の皆への発信の場としてこまめに更新していく・・・はずでした。

しかし、今日でなんと訓練20日目、、、案の定すぎました。

何を今さらと思う気持ち半分、でもここにいると毎日何かしら感じることがあり、

それを残したいので、これから不定期ではありますがゆるりと書いていきたいと思います。

 

私の派遣国は中央アジアに位置するキルギスという国です。

首都はビシュケクという市で、私の任地はそこから車で6時間いったカラコル市という街。その市にある小規模の学校で、現地の先生方に小・中学生向けの英語授業案の提案、英語クラブの指導、英語学力コンクールに出場する生徒の指導、などをします。(予定)

キルギスは1991年にソ連から独立した国で、言語はロシア語とキルギス語が主なのですが、地方はやはりキルギス語メインらしく、よって私の訓練言語はキルギス語です。

174人の訓練生中、7名という少なさ!これでも例年より多い方なんだそうです。

 

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今日やった、動詞の否定形の練習。

キルギス語、文字はキリル文字だし、動詞、名詞、もう全ての言葉が音や綴りからイメージできないのですが、面白い言語です。

例えば、

 

(日本語)  私は英語の教師です。

キルギス語)мен(私は) англис тил мугалим(英語の教師)мин(です)

 

こんな感じで、語順が全く同じ。

でも、言葉の響きや意味にはイスラム文化が強く反映されているなぁと思います。

いいなぁと思う言葉は色々あるのですが、面白いと思うのは

быссымылда(ブッスムルダ)という表現。

ご飯を食べる前に、「神様いただきます」、

飛行機に乗る前に、「神様、無事に到着しますように」、

大事な試験の前に「神様、上手くいきますように」

 

使うコンテクストで意味が変わる。

神様の存在がこんなに言葉に反映されているのか、言葉ってやっぱり文化だよなぁって改めて思いました。神という存在を感じる言葉って日本語にはないですよね。

 

そのほかにも、話す相手と自分との関係性で使う語彙が変わったり、

人と人との関係の捉え方など、日本と共通点が多いなと思います。

 

面白いけど、さすがに最近キツくなってきました(泣)

私のクラスのрахат先生は、「言葉はとにかく、イメージや動作と一緒に、近くにあるものは触りながら、例文は自分のリアルなシチュエーションで本当のことを書きなさい!」という方。

でも本当にそう!

そうやって覚えたものは忘れない。

そう思って面倒と思いながらも、携帯のアプリを使い、写真入りの単語カードをせっせと量産しています。(笑)

 

<オモテ>

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<ウラ>

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かなり定着する実感があるので、高校生にもぜひやってもらいたい。

もっと時間短縮できればもっと良いのだけど。

どのくらい効果があるか、もうちょっと時間をかけて検証してみます。

あとは問題としては、文字では意味が理解できても、音になると全くつながってこないこと。単純に聞く回数不足なので、どうにか工夫していきます。

 

 

もう20日も経ってしまったのですが、その中で定着してきた習慣。

6時半からの朝の散歩、、からのスクワット!!(笑)

運動不足を解消すべく、キルギス隊のなっちゃんと一緒に毎日やってます。

 

4月の風景

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5月の風景。最近撮影。朝から絶景!

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季節の変化を感じながらのお散歩に毎朝癒されてます。

前日の語学の復習を口頭でしながらのウォーキング。

そこからの朝ごはん。そこからの午前中の語学。

一日の一番の癒し時間です。

 

今日は他にも栄養改善パートナー説明会という夜の講座があり、またこれも面白かったのでそれについても書きたかったのですが、長くなりそうなのでまた次回にします。