キルギス日記

JICA青年海外協力隊(2019-1)/高校英語/キルギス/開発教育/ESD

一週間授業をしてみて。

9月末に先輩隊員の活動報告会があり、5日ほど首都に滞在しました。

その後任地に戻り、一人暮らしが始まりました。4月末の訓練から、環境が短い期間で変わる生活が続いていましたが、ようやく落ち着いた感じです。

私の住むアパートは先輩隊員の方が住まれていたため、いろいろなものを置いていってくださり、すぐに快適に生活をスタートさせることができました。

周りには大学が立ち並ぶ場所。広場や公園のような場所もあり、気に入っています。

 

10月から、学校での活動もいよいよ本格的に始まりました。

月曜日、学校にいくと、一人の同僚が、「私、明日からいなくなるの。」と。

どうやら仕事のためロシアに行くらしく、「明日から授業よろしくね」と、その先生の授業は全部私が一人でやる流れに。。えええとびっくり。

実際に一人で授業をやってみると、生徒の理解度、雰囲気、黒板にいかにカラーチョークが乗らないか(意気揚々と持って行ったのにあんまりよくなかった)などなど、わかることがいろいろありました。小学3年生~高校2年生までの授業をやったのですが、3年生と6年生のあるクラスはそもそも座っていることが難しく、まさにchaos!となり、大変でした。。。次からはここは一人ではできませんって言おう。。

 

9年生(中学3年生)の授業。環境問題についての話が教科書に書かれているのですが、まず内容・英文ともに難しく、レベルに合っていないような印象がありました。また、キルギスの英語の授業では、「音読」がほぼ行われていないように思えます。私自身、訓練所や現地に来てからの語学授業で、「音読」「暗記」の大切さを改めて実感したので、これはやらせたいなぁと思っています。

なのでまぁせっかく自由に授業ができる時間があるので、ちょっといろいろ実験。

トピックですが、「環境問題」といっても、カラコルは自然にあふれているので、実感として「環境問題」ってわからないかなと思い、今回は生徒の生活に身近なゴミの話に絞ってみました。

キルギスでは、街中に大きなゴミ箱があり、24時間ゴミをいつでも捨てることができます。分別もなし。ゴミがたまったらポイっとここに捨てればよいので捨てる側としては楽です↓

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でも他の国では捨て方が違うんだよ、ということで、写真を見せ、日本と比較したちょっとした文を読ませてみました。

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反応を見ると、なかなかこの文も理解するのは難しそうな印象でした。

もちろん単語を知らないということもあるとは思うのですが、キルギス語で説明して「あぁ!」と反応がある感じ。

短い文ですが、これを何回も何回も読ませて、ちょっとした発表活動までもっていけたらなぁと思っています(来週には新しい先生が来るといわれて期待しているのですが。)あとはペアワークもやったことがないらしく、今まで3回中3回失敗しているので、そこをちゃんと生徒が理解できるように準備しなければなりません。

 

9年生以上になると、英語の授業は週に2回になってしまいます。

しかも、大学入試の必須科目でもない。日本でいう第二外国語的な位置づけです。

そのような状況の中でどのような力をつけさせることを目標とするのか、あやふやな感じがしています。先生方も上級学年授業は困っているとのこと。

まずはこの目標について先生方と話したいなぁと思っています。

 

とりあえず、今週は授業準備でなかなかに忙しかったーー!来週も頑張らなければ!

 

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家の近くにある大学。地方国立大。カラコルには5つ大学があるそうです。周辺はよい雰囲気。大学生がたくさんいます。

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10月5日は「教師の日」というお祭りです。バラの花をもらいました。学校では盛大に行事が行われ、夜は先生方の飲み会がありました。めっちゃ踊った、、

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日々の楽しみになりつつある学食でのランチ。1か月150ソム(230円ほど)の安さ。この日はショルポというキルギスのスープ。キルギスの主食はパンなので必ずパンもつく。

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学食で一緒に食べた教育実習生たちと。冬まで学校で実習だそうです。

 

学校での活動が始まりました。

9月10日(火)に任地カラコル市へ到着しました。

首都ビシュケクからは車で6時間。イシククリ州にある町です。

街中にはバザールがあり、生活に必要なものは何でも揃いそうです。街中には大きなバックパックを背負った旅行者も多く見かけます。何よりとても静か。一日5回、アザーンが流れ、ここがイスラムの国であることを感じます。

 

水曜日に学校へいき、活動が始まりました。先生方と高校生の皆がプレゼンテーションを暖かく聞いてくださり本当に嬉しかったです。キルギスの学校は基本的に、小学生、中学生、高校生が同じ校舎の中で学んでいます(ソ連時代の名残らしい)。私の活動先の学校は、朝は8:00始業で1コマ45分。1-6コマがあり、午後1時にはすべての授業が終わるようです。そのあとに希望者はクラブ活動をしているようです。

朝は、ホームルームや職員朝会はなく、1時間目の教室にそのまま行き、授業が始まります。この学校には英語科の先生が5人いらっしゃり、この1か月は学校のことを知るために、1週間ごとに1人の先生につき、授業見学をさせていただくことになりました。

 

先週は主に5年生~8年生の授業(日本の小5~中2くらい)を見ました。

教科書はすべて英語で書かれており、ディスカッションあり、長文あり、会話あり、といろいろな内容が含まれているようです。この日は詩を学んでいて、生徒は家で暗記してきたものを発表していました。(内容を理解しているかは別として、、)

宿題は、自分の時間割を英語で書いてくるというもの。文学的なもの、実践的なもの、いろいろは英語に触れられるのはとても良いなぁと思います。

 

こんな発見もありました。

キルギスの生徒たちは、全員、学習記録帳のようなものを持っていて、授業の終わりに、その日に学んだことを記録しているようです。

発表したり、手を挙げたり、積極的に参加したと思った生徒は授業の終わりに先生のところに行き、点数5をもらっていました。あまり参加できなかったと自分で感じる生徒は、先生のところにはいかずにそのまま教室を退出していました。

先生に聞いたところ、学期末にはこの点数をテストの点数を合わせて成績を出すとのこと。このノート、街中でよく売っているのを見るので、キルギスの学校ではかなり浸透している仕組みなのかもしれません。今日1冊買ってみました。本になっていて、各生徒が持っていれば、教員としても管理するのもそこまで難しくなさそう。

やった!と自分で感じたことに対して、その場でプラスの評価をもらえるのはモチベーションにもなるし、いいなと思いました。

 

来週は10年生(高校生)の授業を見学させていただきます。

TOEFLなどに興味のある先生から、問題を見たいという声もあったので、まずは先生方の要望に応えて関係作りをしていきたいと思います!

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カラコルの街並み。山々が本当に綺麗。すでに寒いです。

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プレゼン後に記念撮影。あたたかい雰囲気で迎えていただき安心しました。

       

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英語の授業は20人の少人数で行われているようです。

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5年生。この日は単数・複数。、冠詞を勉強。

f:id:mikakyrgyz:20190915193719j:plainみんなが持っている学習記録帳のようなもの。ロシア語とキルギス語で書かれています。

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こんな感じで、やったことを書き、先生から評価をもらう。

 

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英語の教科書。各学年で使用する教科書が違うようです。

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5年生の教科書。coutries&nationalitiesの単元の最初に紹介されている国は日本です。

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8年生。詩、難しい。。でも授業中に詩を学べるって素敵です。

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最近、憩いの場になりつつあるkarakol coffee

ホームステイ終了

この3日間、語学研修の一環で村ホームステイをしてきました。

 

私が行ったのはボコンバエバ村という村。

首都ビシュケクから車で4時間ほどのところにあります。

 

まず着いて、その日の夜に初めてクムズというお酒を飲んだ。 

馬乳酒なんですが、ずっと飲んでみたいなぁと思ってたので、やったぁ!と。

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マッコリのような味を想像して飲んだら、

なんとも癖の強い味、、、

半分も飲めませんでした。。

そしてこのあと夜中と次の日の半分くらい吐き気が続くことに。。

 

2日目、村を歩いていると子供たちが道で遊んでいました。無邪気でかわいい。

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しばらく遊んでいると、道端にいた男の人が近寄ってくる。

何才だ?結婚してるのか?名前は?てのを何回も聞かれ、匂いからも、お酒飲んでそうな感じだったので、離れようとしたのだけど、ついてくる。

そして私も言葉が未熟なのでなかなか伝わらない。なぜか、その人のピン写真を何回も撮れ撮れ言われて撮る。泣

 

そしたら最終的に、家の近くまでついてきて、お金を300ソムちょうだいと言われ、そーいうことか、と理解しました。

この、話しかけられてどうするかの対処法が知りたい。慣れなのかなぁ。

なんとなく村の中を一人で歩くのが怖くなり、その後歩けませんでした。

 

 

家に帰ると、長男のお兄さんに、300ソム持って準備しろ!的なことを言われたので持ち、車に乗っていくと、山の奥地に到着。

 

途中の景色がとてもキレイ。

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これぞキルギスのイメージ通りの景色。

 

そこでは、何やらユニフォーム的なものを着た人たちが作業をしています。

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何をするの?と聞くと、ゲームだと。

1時に開始だから待ってろと。

そしたら、外国人観光客がたくさん集まってきて、なにかと思ったら、コクボルという遊牧民の馬を使ったゲームの試合でした。

 

ルールはサッカーに似てるのだけど、

違うのは、ボールの代わりに、死んだ子羊(頭を落としてある、、)を使って、自分のチームのゴールにそれを入れていくというもの。この日は1チーム4人でした。勝ったチームはその子羊をもらえて、その肉で宴会するそうです。

 

中央アジアではnomad gameという遊牧民のオリンピックみたいなものが2年に1度あり、その正式競技にもなっているようです。

 

多分、かなり直前に処理されたと思われる子羊(25kg)が登場し、ゲーム開始。

血が滴っているよ、、

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すごい迫力!

あとで聞いたら、今日は1番若くて18歳、1番年上で30歳くらいの人が出ていたそう。

ちなみに私のホストは審判をやってました。

ガンガン馬を走らせていてカッコ良い!  

 

観戦にきていたイギリスから来ていた旅行者の2人と。

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午前中ずっと具合が悪かったけど、

英語で話したらなんだかめちゃめちゃほっとして、元気がでてきました。

体調もあるけど、ずっとキルギス語だけだったのでその緊張もあったのかもしれない。

 

そんなこんなで終了。

終わったあとゆったり時間のお気に入りの一枚!

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私も乗れ!と言われ、馬に乗せてもらいました。

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平和。笑

 

夕方家に帰ると、試合に連れて行ってくれたお兄さんが庭で何かしていました。

 

何してるのかと聞いて見てみると、

死んだ羊の皮を剥いでいました。。

屠殺。どこの羊かと聞くと、うちで飼っているやつ、と。えっ!朝、庭にいたあのこ。

びっくりしました。

キルギスでは、トイ(宴会)の時やお祭りの時に家畜を屠殺する習慣があります。

トイの時にやるものだと思ってたと言ったら、

その時もやるけど、普通に羊肉がなくなった時もやるよ、とごく自然に答えてくれました。

話には聞いていたけど初めてみるのでドキドキ。

見ていいか?と聞いたら、怖くないの?と。

でも貴重な機会なので見せてもらいました。

骨の折れる音、羊の心臓、汗だくになりながら日が暮れるまでかかる仕事。

不思議と目を背けたくなる感じではありませんでした。お昼に見た子羊もそうだったな。

 

それは人が一生懸命向き合っているからなのだろうか。今まで動物がこうやって処理されているところなど、見たことはありませんでした。だから、この感じを言い表す言葉がなかったのかな、ただただ、見るだけでした。

 

お世話になった家族のみなさん。

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セルフタイマーの使い方が分からず一緒に撮れず笑

 

かわいいかわいいバヤマン(1)

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その母、25歳のアリアさん。もうすぐ次の赤ちゃんが生まれる。元気な赤ちゃんを産んでね。

 

ちなみにこの家族、2組の若い夫婦がいるのだけど、夫同士、妻同士が兄弟でした。

キルギスでは結構あることのよう。

これも、びっくりした。 

温かく迎えてくださりありがとうございました。

 

初めて見る物、感じる感情、驚きがたくさんあり、処理しきれていない感じも残る濃い3日間でした。

でもそれでいいのかな。楽しいこともあったし、ひえ〜どうしよ〜と思ったこともあった。

でもそれでいいのかな。これからへの不安も大きい。

 

来週から任地カラコルへ行きます。

その時その時を楽しんで行きたい!

 

最後にイシククル湖を見てきました。海ともまた違う青。綺麗だった。

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長くなってしまいました、読んで頂きありがとうございました!

 

p.s. 不動岡の吹部、西関東金賞おめでとう!

金子先生、部員のみんな、本当にすごい〜!元気を貰いました、ありがとう!

 

 

 

 

キルギスに到着しました

訓練後、1ヶ月の準備期間を経て、7月31日に日本を出国しました。

 

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日本→韓国(仁川)→カザフスタン(アルマトイ)→キルギスのルートでイン。

だんだんと表記がキリル文字に変わっていきます。

17:30に出発して、到着したのは現地時間の翌朝8:00すぎくらいだったかと思います。

同じアジアなのに、近そうで遠い国。

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キルギスの首都はビシュケク

任地に赴任するまでの約1ヶ月間はここで言うと現地の語学学校に通い、キルギス語とロシア語の授業を受けています。

 

ビシュケクの様子。

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街中は緑が多い。そしてビル群は新しくできたと思われる欧米風なものもある一方で、

ソ連時代に建てられたコンクリートてできた巨大なものがたくさん。

今私が住んでいるアパートもこのような建物ですが、中はとても綺麗。

表記は基本ロシア語なので何が書いてあるかさっぱりわからず。

でもお店の若い人は英語が分かる人も結構いて、どうにかそれで切りに抜けている感じです。

 

道端では至る所にショローと呼ばれる飲み物を売るエジェ(女性。おばちゃん、が近い、、?)がいます。ショローを飲んでみたのですが、酸っぱいきなこドリンクみたいな味。。

栄養満点だそう。というのも、こちら涼しそうに見えてとても暑い!

日中は40度くらいになります。そこで食欲が落ちた時に飲むのがこのショロー。

進んで買おうとは思わない味!笑

写真撮り忘れたのでまたトライしてみようと思います。

 

この9日間では事務所でブリーフィングを受けたり、

銀行で口座開設をしたり、

バザールに行って買い物をしてみたり、

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駒ヶ根でお世話になった先生と再会したり

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↑レストラン内で踊れる雰囲気になり、バリバリ踊る先生。

 

語学学校が始まったりしました。語学学校ではキルギス語とロシア語を学びます。

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語学学校はビシュケク人文大学の中で行われています。

国士舘キルギスキャンパス!!

 

ここまで行くのには、マルシュルートカと呼ばれる乗合いマイクロバスのようなものに乗ります。

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↑窓、思いっきり割れている、、

 

中はクーラーなし、満員のことも多く、その時は立ち。

運転もなかなか荒い。笑

これに揺られながら通学しています。

 

まだまだ慣れないですが、気を抜かず、でも楽しく生活していきたいと思います!

 

 

訓練残り10日

6月、もう下旬になってしまいました。

駒ヶ根も夏に向かっている感じがします。朝のお散歩の一枚。

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今日は班の友人たちとお昼を食べに行ったのだけど、お目当ての場所がまさかの2件とも休業!!結局いつものSAでラーメンを食べました。

ショック。金曜に近くでクマが目撃されたらしく、その影響によるお休みらしい。(泣)

自然が豊かすぎるということですね!でも、楽しかった!

 

 

訓練も、あっという間に残り10日ほどになりました。

先週は語学の週間まとめのミニテストが最終回。

初修言語のキルギス語も、徐々に文法の種類が多くなり、整理してついていくのでいっぱいいっぱいな毎日を送っていました。

 

たまには息抜きをしながら!

お昼休みに、ウズベキスタンのジャスル先生と卓球をやったりも。

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今更なのですが、先週outdoor classでいった養命酒工場が楽しかった!

 

写真をとってくれたみっすーとりょうたくん。

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↑なんかこの写真好き(笑)

撮ってくれた写真がすごく素敵なので、たくさん貼らせていただきます!

以下、全部拝借した写真です。ありがとう!

行く前に、やっぱり一眼買おうか。(←使いこなせる自信はない)

 

駒ヶ根訓練所から養命酒工場までは徒歩で15分くらい。

こんな場所があったんだー!という感じで、広大な敷地と綺麗な施設にびっくり。

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みんなでキルギス語を話しながら。

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男性陣、カルパック(キルギスの伝統的な帽子)がお似合いです。

 

中では養命酒の歴史をみたり、

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乗馬の事前練習…??をしたり(笑)

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養命酒ボトルの前で記念撮影。

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語学は大変だけど楽しい!

みっちり授業にテストに、外に連れていってくれたり、

JICAの語学訓練は本当にすごいなーと思います。

外に出てみると、これはなんていうのかなー?っていう疑問が自然に湧く。

英語の授業を考えるとき、あんまりそういうこと考えてこなかったな。

というか、私たぶん生活の中で普通に使ってるものの名前、英語でわからないものいっぱいあるな。単語帳でしかやってこなかった、、

授業って、場所は教室が基本で考えてたけど、こういうスタイルも面白い。

日本で授業をするとき、やってみたい。

 

 

まだ終わってないけど、キルギス語の知識だけでなく、自分のやってきたことに与えてくれる疑問も何にも代えがたいなー。

あとは、訓練生の方たちがやってくれる自主講座。

いろいろな人を見ることで、自分が見える。(足りないと感じることがとっても多い)

みんなに教えてもらうことがたくさんあるなーと思います。

 

来週金曜日が最終試験。

この1週間でできることをきちんとやって、達成感とともに訓練を終えられたらなと思います!

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一緒にいろいろ乗り越えてきてるキルギスメンバーと先生と。

 

 

英語の教え方の勉強会をしました。

日曜日は訓練がないので、長野市まで遊びにいってきました!

善光寺でひいたおみくじ、、

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今の自分の状況を言い当てている感ある!

ちゃんと訓練に励んで美しい花を咲かせるよう努力しなければ。

良い気分転換になりました。

 

さて、昨日は課業後、英語教員の方々、現地で英語に関する活動をする方とともに、手法などを共有する学習会を行いました。

 

今回の発表はお二人。

一人目はキルギスメンバーの荒井さん。小学校の先生をされていて、今回特別ゲストとして参加してくれました!いつも、キルギス語の教材等もシェアしてくれたり、引き出しが多すぎる素敵な方。

荒井さんは小学校英語の模擬授業をしてくれました。

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この日は道案内を題材にしたアクティビティを紹介してくれました。

 

<荒井さんの授業で感じたこと>

・児童が夢中になりそうな仕掛けがいっぱい!

・綴りをまだ習っていないので、文字が読めないことを前提に考える必要あり。

・1回につき出す新出単語は5個くらい。

・ルビはあまりよくない。

 

「小学校では、様々な経験をさせ、種としてまいておく」という言葉が印象に残りました。

 

その中でも、皆の話題になっていたのが、finger tipという手法。

ペアワークをする前に、お互いが片手をまっすぐ伸ばし、ちょうど触れるくらいのところまで離れて立ちます。

その時に言う「finger tip!」という掛け声がまた楽しく、適度にペアと離れて活動ができるので良いなぁと思いました。ペアワークなどでは、どうしても児童同士が答えを見せ合ったりしてしまうということがあるということで、これを楽しく改善しているなぁと。とにかく工夫が盛りだくさんで参考になりました。いち早く課題をクリアした児童がつける「英語マスター」タスキも面白い!

 

お次はまこちゃん。こちらもキルギスメンバー。

同じクラスで学んでいる、若いのに気づかいもできる素敵女子です。いつもクラスに笑いを届けてくれる彼女!

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まこちゃんは中学校英語で模擬授業をしてくれました。

 

使ったのは、これ!

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これは、あれです、野鳥の会の方々が使っているカウンターです!

え、何やるの!?というわくわくの中、word counterという活動を紹介してくれました。

 

流れはこんな感じ。

①ペアになり、AとBを決める

②Aの人はお題「先週末にしていたこと」についてメモを作る

③Aは1分半でお題について英語で話す。BはAの発話を聞き、カウンターで単語数を数える。(例えば I went to the park with my family.なら8語)

④Bは単語数をAに伝える。Aはワークシートに記録

⑤Bは話の内容についてAに英語で質問する(2-3問)

⑥役割を逆にして同じことを行う

 

<まこちゃんの授業で感じたこと>

・時間・語数を測られるので、ナチュラルに言いたい(練習したい)という気持ちになる

・カウンターが配られた時に一気に生徒の意識はそっちに向く(大人も笑)。

 そもそも活動として楽しい!

・自分の語数を記録していくので、進歩が数値でわかる。

 

私も知らなかったこのword counterという活動、とても斬新で、予定時間を延長しても議論が続きました。ちなみに今日、私もたどたどしいキルギス語でやってみたのですが、1分半で75wordsくらいでした。かなりたどたどしいのですが、思ったよりword数がいっていて嬉しかった!このくらいの言語レベルだと特にいいのかも。まず、つまってしまうところを練習しようと思えるし、もっとこの表現いれてみようかな?とか、「語数を増やす」ことに目的を限定しているからこその良さもあると思いました。

 

久しぶりの英語議論は楽しかったです!

リフレッシュできた夜でした。語学学習の合間をぬって準備してくれた二人、ありがとう!また次回も楽しみです。

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ついに初投稿

初めての投稿です。

 

今年度から2年間、JICA青年海外協力隊として、中央アジアにあるキルギスという国に派遣される予定です。

昨年度までは高校で英語を教えており、現職教員として協力隊に参加させていただいています。

 

4月25日から派遣前訓練が駒ヶ根訓練所で始まり、当初から自分の記録と、あわよくば生徒の皆への発信の場としてこまめに更新していく・・・はずでした。

しかし、今日でなんと訓練20日目、、、案の定すぎました。

何を今さらと思う気持ち半分、でもここにいると毎日何かしら感じることがあり、

それを残したいので、これから不定期ではありますがゆるりと書いていきたいと思います。

 

私の派遣国は中央アジアに位置するキルギスという国です。

首都はビシュケクという市で、私の任地はそこから車で6時間いったカラコル市という街。その市にある小規模の学校で、現地の先生方に小・中学生向けの英語授業案の提案、英語クラブの指導、英語学力コンクールに出場する生徒の指導、などをします。(予定)

キルギスは1991年にソ連から独立した国で、言語はロシア語とキルギス語が主なのですが、地方はやはりキルギス語メインらしく、よって私の訓練言語はキルギス語です。

174人の訓練生中、7名という少なさ!これでも例年より多い方なんだそうです。

 

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今日やった、動詞の否定形の練習。

キルギス語、文字はキリル文字だし、動詞、名詞、もう全ての言葉が音や綴りからイメージできないのですが、面白い言語です。

例えば、

 

(日本語)  私は英語の教師です。

キルギス語)мен(私は) англис тил мугалим(英語の教師)мин(です)

 

こんな感じで、語順が全く同じ。

でも、言葉の響きや意味にはイスラム文化が強く反映されているなぁと思います。

いいなぁと思う言葉は色々あるのですが、面白いと思うのは

быссымылда(ブッスムルダ)という表現。

ご飯を食べる前に、「神様いただきます」、

飛行機に乗る前に、「神様、無事に到着しますように」、

大事な試験の前に「神様、上手くいきますように」

 

使うコンテクストで意味が変わる。

神様の存在がこんなに言葉に反映されているのか、言葉ってやっぱり文化だよなぁって改めて思いました。神という存在を感じる言葉って日本語にはないですよね。

 

そのほかにも、話す相手と自分との関係性で使う語彙が変わったり、

人と人との関係の捉え方など、日本と共通点が多いなと思います。

 

面白いけど、さすがに最近キツくなってきました(泣)

私のクラスのрахат先生は、「言葉はとにかく、イメージや動作と一緒に、近くにあるものは触りながら、例文は自分のリアルなシチュエーションで本当のことを書きなさい!」という方。

でも本当にそう!

そうやって覚えたものは忘れない。

そう思って面倒と思いながらも、携帯のアプリを使い、写真入りの単語カードをせっせと量産しています。(笑)

 

<オモテ>

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<ウラ>

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かなり定着する実感があるので、高校生にもぜひやってもらいたい。

もっと時間短縮できればもっと良いのだけど。

どのくらい効果があるか、もうちょっと時間をかけて検証してみます。

あとは問題としては、文字では意味が理解できても、音になると全くつながってこないこと。単純に聞く回数不足なので、どうにか工夫していきます。

 

 

もう20日も経ってしまったのですが、その中で定着してきた習慣。

6時半からの朝の散歩、、からのスクワット!!(笑)

運動不足を解消すべく、キルギス隊のなっちゃんと一緒に毎日やってます。

 

4月の風景

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5月の風景。最近撮影。朝から絶景!

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季節の変化を感じながらのお散歩に毎朝癒されてます。

前日の語学の復習を口頭でしながらのウォーキング。

そこからの朝ごはん。そこからの午前中の語学。

一日の一番の癒し時間です。

 

今日は他にも栄養改善パートナー説明会という夜の講座があり、またこれも面白かったのでそれについても書きたかったのですが、長くなりそうなのでまた次回にします。